【高山市議会】飛騨酪農農業協同組合の解散による影響について(令和7年 3月議会 / 一般質問)

令和7年3月の高山市議会 定例会において、
飛騨酪農農業協同組合の解散による影響について一般質問を行いました。

目次

1.質問の背景

飛騨牛乳を生産してきた飛騨酪農業協同組合の解散は、多くの市民にとって衝撃的な出来事であり、学校給食や地域経済への影響も懸念されています。

背景には工場建設に伴う多額の負債や酪農家の減少など構造的な課題があり、地域ブランドの存続そのものが問われる事態となりました。

こうした状況を踏まえ、解散に至る経緯や市の関わり、酪農家や地域経済への影響、さらには今後の地域ブランドのあり方について質問しました。

2.質問と市の答弁(Q&A)

Q1:飛騨酪農農業協同組合の解散に至った経緯と背景、市の動きは。支援策の検討はあったのか。

A1:工場建設による多額の負債に加え、酪農家の減少や設備更新費の増大により経営が悪化。市は関係機関と協議会を設け、飼料高騰対策や乳牛導入支援、PR支援などを行い伴走してきたが、抜本的な改善には至らなかった。

Q2:組合員である酪農家へどのような影響があるのか。

A2:生乳の出荷先は確保される見込みで大きな影響はないとされるが、保証債務などの詳細は不透明であり、今後の動向を注視する必要がある。

Q3:地域経済への影響は。特に飛騨牛乳を取り扱っていた企業の経営状況は。

A3:飛騨牛乳を扱っていた事業者への影響は認識しており、一部では商品製造ができなくなる事例も把握しているが、全体的な影響は現時点では把握しきれておらず、今後情報収集を進める。

Q4:これまで飛騨牛乳を提供していた学校給食への影響は報体制の実効性、警察・保護者との連携体制の整備状況は。

A4:令和7年度以降も牛乳の供給は確保される見込みだが、価格などの詳細は県と調整中であり、現時点では未確定。

Q5:飛騨牛乳の事業譲渡や事業承継に向けて、市側の支援体制は。

A5:組合が事業承継に向けて協議を進めており、市としては今後の状況を注視しながら、可能な支援を検討していく。

Q6:今後、地域資源や地域ブランドを守っていくことに関して、市の考えや戦略は。

A6:市民・事業者と連携し、魅力の理解促進や人材育成、価値の発信を進めるとともに、社会環境に応じた柔軟な対応を図り、ブランド指針に基づき継承していく。

3.今回の質問を終えて

今回の答弁から、市としても酪農家支援や消費促進など一定の取組を行ってきたものの、抜本的な経営改善には至らなかった現実が明らかになりました。

また、酪農家や関連事業者への影響、地域経済への波及については、現時点では不透明な部分も多く、今後の丁寧な実態把握と対応が求められます。

今回の事案は、一つの企業の問題にとどまらず、地域ブランドをどう守り、次世代へつないでいくかという大きな課題を突きつけています。今後は、早期の支援とともに、持続可能な地域資源のあり方について、より戦略的な取組が必要であると感じました。

より詳細な質問・答弁内容については、高山市議会の議事録もしくは高山市議会YouTubeによる中継をご覧ください。

市政に関するご意見やご相談がありましたら、お問い合わせフォームやSNSからお気軽にお寄せください!!

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