令和6年12月の高山市議会 定例会において、
自転車や電動キックボードの交通ルールの啓発活動について一般質問を行いました。
1.質問の背景
近年、自転車や電動キックボードをめぐる交通ルールは大きく見直されており、令和6年11月からは自転車の「ながらスマホ」や酒気帯び運転に対する罰則も強化されました。こうした背景には、自転車が関係する交通事故の増加があり、これまで以上にルールの周知と安全意識の向上が求められています。
また、高山市では、外国人住民や外国人観光客による自転車利用も増えており、言語や文化の違いを踏まえた啓発の必要性も高まっています。加えて、電動キックボードの普及やシェアリングサービスの導入も進みつつあり、新たな移動手段に対応したルール理解の促進も重要な課題となっています。
こうした状況を踏まえ、自転車と電動キックボードの交通ルールの啓発活動について質問しました。
2.質問と市の答弁(Q&A)
Q1:11月の道路交通法の改正により、自転車の交通違反に対する罰則が強化された。市民への交通ルールの啓発活動の進捗は。
A1:市ではSNSやメール配信、広報たかやま、ヒッツFMなどを通じて周知を行ってきたほか、結ネットでも町内会長やまちづくり協議会などに啓発チラシを配布している。今後も地域の会議の場などを活用しながら、様々な手法で啓発を進めていく。
Q2:市内では自転車を利用する外国人住民や外国人観光客が増加している。外国人へ向けた交通ルールの啓発活動の現状と課題は。
A2:市全体の交通安全対策は、高山市交通安全対策協議会において関係機関と連携して進めている。外国人向け啓発の課題は、言語や文化の違いを踏まえながら、確実な理解や実践につながる啓発を行うことにある。相談窓口やSNS、多文化共生に取り組む市民活動団体との連携、外国語パンフレットなどを活用しながら、効果的な啓発に取り組んでいく。
Q3:今後、市内における電動キックボードの普及に関する見解、想定される課題は。
A3:市内では既にシェアリングサービスが始まっており、利便性の高さから今後も一定程度普及していくと考えている。課題としては、免許不要であっても車両としての交通ルールを守る必要があることや、ヘルメット着用の推進が重要であると認識している。ナンバープレート交付時のチラシ配布や広報などを通じて啓発を行っている。
Q4:次期「高山市交通安全計画」においては、自転車の安全利用の推進に関する項目の拡充及び電動キックボードに関する項目の追加を検討するべきでは。
A4:次期交通安全計画は新たに作成せず、毎年作成している交通安全推進要領に内容を統合することとした。今年度の推進要領では、自転車等の安全利用の推進や外国人観光客への交通ルール周知などを重点事項に位置づけている。また、電動キックボードに関する安全対策の項目も新たに追加し、ルール周知とヘルメット着用の啓発に取り組んでいく。
3.今回の質問を終えて
今回の質疑を通じて、自転車や電動キックボードをめぐる交通ルールの変化に対し、市として一定の啓発活動を進めていることが確認できました。一方で、ルール改正が相次ぐ中で、市民の理解が追いつきにくいことや、外国人住民・観光客への周知には言語や文化の壁があることなど、継続的な課題も明らかになりました。
特に、電動キックボードについては今後さらに普及が進む可能性があり、交通ルールの理解不足が事故やトラブルにつながることも懸念されます。自転車も含めて、単に制度変更を知らせるだけでなく、実際の利用場面を想定した分かりやすい啓発を積み重ねていくことが重要であると感じました。
地域住民にとっても、観光客にとっても、安全・安心に移動できる環境を整えるために、今後も地道な啓発活動と関係機関との連携強化が求められると考えます。
より詳細な質問・答弁内容については、高山市議会の議事録もしくは高山市議会YouTubeによる中継をご覧ください。
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