令和7年3月の高山市議会 定例会において、
公共交通における自動運転(レベル4)、自転車積載バスの導入について一般質問を行いました。
1.質問の背景
全国で自動運転技術の実証や導入が進む中、観光地や中山間地域でも公共交通への活用が広がっています。高山市でも、運転手不足や交通空白地帯の解消が課題となる中で、自動運転レベル4は将来的な移動手段の一つとして注目されます。
また、外国人観光客のサイクルツーリズム需要も高まっており、自転車と公共交通を組み合わせる「自転車積載バス」は、観光振興や地域内移動の利便性向上につながる可能性があります。
こうした新しい交通のあり方について、市の認識や導入可能性、課題を質問しました。
2.質問と市の答弁(Q&A)
Q1:公共交通における自動運転(レベル4)の導入について、現在、市としてどのような検討が進められており、その有用性についてどう認識しているのか。
A1:自動運転は、運転手不足や高齢化社会における移動手段確保の手段の一つとして期待しており、全国各地の実装事業の情報収集や事業者ヒアリングを通じて、導入の可能性を模索している。公共交通に限らず、事故削減など多面的な有用性があると認識している。
Q2:支所地域では二次交通が危機的な状況にあり、交通空白地帯の解消が課題となっている。市の地形や道路事情、気候特性を踏まえ、レベル4の自動運転バスやタクシーの導入における技術的な課題について、市の見解は
A2:支所地域では新たな移動手段として有用性はある一方、緊急車両への対応、通信途絶時の対応、積雪や凍結時の安全確保、起伏の大きい地形や狭い道路など、自動運転導入に向けた環境整備上の課題があると認識している。
Q3:群馬県前橋市や北海道ニセコ町では、自転車積載バスを導入することで観光の利便性が向上している。市においても、同様に自転車積載バスを導入することで観光客や市民の移動が便利になり、支所地域の観光振興にも寄与する可能性があると考えるが、その有用性と課題について市の見解は。
A3:自転車の活用は移動利便性向上や観光振興につながる取組であり、自転車積載バスは地域によってレンタサイクル店が少ない中で有用な手段の一つと捉えている。一方で、起伏の大きい地域での安全性や、積載可能台数を超える需要があった場合の対応などが課題であり、他地域の事例を参考に、事業者とともに研究を進めていく。
田中市長追加A:持続可能で利便性の高い公共交通を実現するには、時代や地域の実情に応じて見直しを続ける必要がある。支所単位の運行方法にとらわれず、住民や観光客にとってより良い移動手段を検討し、新たな技術や仕組みの導入も進めていく。
3.今回の質問を終えて
自動運転や自転車積載バスは、すぐに導入できるものではないにせよ、高山市の公共交通を考え直す上で重要な視点だと感じています。特に、支所地域の移動手段確保や観光振興の両面で可能性があります。
高山の地形や気候には特有の課題もありますが、だからこそ地域に合った新しい交通の形を模索していく意義は大きいと考えます。
今後も、住民の足と観光の足をどう結びつけるかという視点を持ちながら、新たなチャレンジが前向きに進むことを期待しています。
より詳細な質問・答弁内容については、高山市議会の議事録もしくは高山市議会YouTubeによる中継をご覧ください。
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