令和6年9月の高山市議会 定例会において、
飛騨市に開学予定のCo – Innovation University(仮称)との連携について一般質問を行いました。
1.質問の背景
飛騨市において、2026年4月の開学を目指している四年制大学、Co-Innovation University(仮称)の設立が進められています。
この大学は、「共創」をコンセプトに掲げ、理論・対話・実践を循環させる教育を特徴としており、地域と連携した実践型インターンシップ(ボンディングシップ)や、社会人向けのリカレント教育など、従来の大学とは異なる新しい学びの形を提示しています。
順調に進めば約480名の学生が地域に関わることとなり、飛騨地域全体に対して、人材・関係人口・新たな価値創出といった面で大きな影響をもたらす可能性があります。
一方で、現時点では開学申請前の段階であり、高山市との具体的な連携も進んでいない状況です。こうした中で、開学後に受け身で対応するのではなく、今からどのように関わっていくのかが重要であると考え、今回の質問に至りました。
2.質問と市の答弁(Q&A)
Q1:Co-Innovation University(仮称)は2026年4月の開校を目指すと発表したが、この地域に四年制大学ができることを市はどう認識しているのか。開学に向けて、市はどのような連携を図るのか。
A1:飛騨地域に四年制大学ができることは大変喜ばしいことであり、学生との交流や新たな関係性の創出など、地域にとって良い影響が期待されると認識している。現時点では具体的な連携の話はないが、開学に向けた状況を確認しながら情報交換を行い、連携や協力の在り方について検討していく。
Q2:Co-Innovation University(仮称)のカリキュラムの中心は連携地域での実習である。今から実践型インターンシップの機会提供、土壌の醸成を図るべきだと考えるが、市はどう捉えているのか。
A2:これまでも大学連携センターによる取組やゼミ合宿の受入れ、ユーターンシップやワーキングホリデーなどを通じて、一定の受入環境は整ってきていると認識している。今後も事業者や関係団体と連携しながら受入体制の充実に取り組む。CoIUとの連携については、開学に向けた状況を踏まえながら検討していく。
Q3:Co-Innovation University(仮称)では、社会人が学び直しを行うためのリカレントプログラムも開発している。人生100年時代における学び直しが重要視される中で、生涯学習の普及・推進の観点から、市はどう認識しているのか。
A3:リカレント教育は、キャリアアップや生きがいづくりの観点から重要な学びであると認識している。市としても生涯学習の推進に取り組んでおり、市民にとって学びの機会が増えることは望ましい。現時点では詳細は把握していないが、今後連携の可能性について検討していく。
3.今回の質問を終えて
今回の質疑を通じて、開学については市としても前向きに捉えているものの、現時点ではまだ具体的な連携には踏み込めていない状況であることが明らかになりました。
しかし、この大学の特徴である地域と連携した実践型教育は、高山市が抱える人材不足や関係人口の創出といった課題と非常に親和性が高いものであり、本来であれば開学前の段階から主体的に関わっていくべきテーマであると感じています。
特に、実践型インターンシップについては、単に学生を受け入れるという話にとどまらず、地域企業や行政の課題解決にもつながる可能性があり、地域側の受入体制やコーディネート力が問われる取組になります。
今後は、大学側からの動きを待つだけではなく、高山市としても主体的に情報収集や関係構築を進めながら、産官学の連携による新たなまちづくりの可能性を探っていくことが重要であると考えます。
より詳細な質問・答弁内容については、高山市議会の議事録もしくは高山市議会YouTubeによる中継をご覧ください。
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